![[受賞者]](topic0311211.jpg)
電気保安確保に有効な発明や工夫、また長年にわたる適切な保安対策に成果を上げた人々の 功績を称える「澁澤賞」に配電工事部の久村保文さんと鳥取支店の神庭進さんが選ばれ、 11月21日に東京有楽町日本電気協会で行われた贈呈式で、表彰を受けた。
澁澤賞は、長年にわたり電気工学の教育に携わるとともに、 電気工作物規定(電気設備技術基準の前身)の制定や電気主任技術者制度改革を通じて、 わが国における電気保安体制の確立に尽力した故澁澤元治博士の功績を永く記念するため、 昭和31年に設けられたもので、毎年、全国から電気保安に功績のあった人の顕彰に努めており、 各界からも権威ある賞として認められている。
配電線近くで建設等の作業を行う場合、電線への絶縁用防護管(電線カバー)の装着が義務づけられており、 油圧モーターを内蔵した電線カバーが開発されていたが、軽量化や操作性の向上が求められていた。 久村さんらは、大電(株)原田英治氏とともに「電線カバー挿入機」を共同開発し、 重量の大半を占める油圧モーターを挿入機本体から分離して、高所作業車のバケットに取付け、 さらに、油圧ホースの替わりにフレキシブルシャフトを導入し、 作業空間の拡大と従来の重量の半分という軽量化を果たした。 この開発により、作業員一名で電線カバーが容易に取付け・取外しできるようになり、 安全性や作業性が向上する器具として、電気保安に関する発明・工夫の部でグループ受賞した。