part1: 入社の理由
建物に張り巡らされた電気や空調の管は
人間の体を支える「内臓」のよう!
大学で建築を学ぶ中で、人間の体でいう「内臓」のように、建物を支える上でなくてはならない役割を果たす建築設備に興味を持ち、さらに詳しく学びたいと思うようになりました。当時は地元広島で働きたいと考えていたため、中電工に魅力を感じ、入社を希望しました。
入社後は予想外に大阪勤務となりましたが(笑)、実際に住んでみると学生時代の友人も多く、どこへ行くにも便利で、とても暮らしやすい環境です。何より、中電工は中国地方だけでなく、首都圏や関西地方にも活動を広げており、中国地方を代表する企業であると同時に、今後さらに成長の余地がある企業だと感じています。電気設備、空調管設備の2部門をまとめて受注できる会社は多くないので、そこも会社の強みです。
part2: 現在の仕事とやりがい
「この建物に携わった!」という達成感は
施工管理という仕事の一番のやりがい
大阪本部の空調管工事部に在籍し、今はちょうど兵庫県尼崎市にある下水汚泥処理場の建設に携わっています。空調管工事では、建物への水の供給にかかわる配管や空調設備の据え付け、施工管理を担当します。現在は現場代理人として主に、現場で使用するお金(材料費や人件費)を管理する「原価管理」、使用する材料の検査や工事写真の撮影などの「品質管理」、作業計画や安全設備の確保によって事故を未然に防ぐ「安全管理」、そして工期の遅れを防ぐために人員配置や作業計画、機器の手配を行う「工程管理」という4つの業務を行っています。そのほかにも、CADを使用した図面作成などの業務もあります。
施設の規模が大きく工程管理も複雑なため、複数人での管理や他部署との連携を取り、役割分担をしています。一人で完結できる仕事ではないので、周りの人との日々のコミュニケーションが非常に重要な仕事です。
現場の始まりから竣工を迎えるまでの間、多くの悩みや壁が立ちはだかりますが、それらを一つひとつ乗り越え、最終的に目に見える形として建物が完成する瞬間には、ほかでは味わえないやりがいを感じます。家族や友人に「この建物の施工に携わった」と自信を持って言えることが、この職種の素晴らしいところです。
part3: 印象に残っているエピソード
密で丁寧なコミュニケーションが
いい仕事につながる
とある物流倉庫の案件で、屋上に設置する空調室外機の基礎上に使用する鉄骨架台が納入されていないという事態が発生したことがありました。鉄骨架台がなければ独立した基礎をつなぐことができず、その上に空調室外機を据え付けることができないため、その後の工程にも大きな影響を与えてしまいます。このミスは、前日に私がメーカーに搬入予定の確認をしっかり取っていれば防げたものでした。すぐに関係者に連絡を取り、作業順序を調整してなんとかその日のうちに搬入できましたが、かなり冷や汗をかいた出来事でした。この経験を通じて、日々のコミュニケーションや報連相を怠ると、小さなミスが大きく工程に影響を及ぼす可能性があることを痛感しました。
また、基本的なあいさつやちょっとした会話などを含め、関係者との信頼関係づくりを大切にしています。中電工内だけでなく、元請や元請の協力会社、当社の協力会社の方々とも、いい雰囲気の中で施工管理できればいいなと思います。仕事終わりにもよく一緒に飲みに行きますよ。私のいる空調管工事部は部署内の人はすべて把握できるくらいのほどよい規模で、上司や先輩もなんでも話せる親しみやすい人が多いので、とても働きやすい会社だと感じています。