知財・無形資産の投資・活用戦略
知財・無形資産の投資・活用方針
知財・無形資産の投資・活用のねらい
当社は、知財・無形資産を企業価値の源泉と捉え、「高い付加価値の持続的創出」「経営戦略・経営課題との整合、有効な実行体制やガバナンスの訴求」「企業価値向上による更なる投資に向けた資金の確保」の達成のため、「知財・無形資産の投資・活用方針」に基づき、知財・無形資産の投資・活用の好循環により、企業価値の向上に努めています。
知財・無形資産の投資・活用方針
高い付加価値の持続的創出、企業価値の向上に向けて、知財・無形資産の投資・活用方針を以下のとおり定める。
- 知財・無形資産を企業価値の源泉と捉え、事業活動のあらゆる場面で、知財・無形資産の取得・創出・活用を意識した取り組みを推進する。
- 先端技術を活用して、業務改革・業務改善を推進する技術開発に取り組む。
- 知財・無形資産の取得・創出・活用を推進する人材を育成する。
- 自社が保有する知財・無形資産を保護し、また他者の知財・無形資産を尊重し侵害しないよう、法令を遵守する。
企業価値向上に向けた好循環の創出
知財・無形資産には、産業財産権のほか技術や顧客基盤、信頼などが含まれることから、営業・施工活動や電力の安定供給のための体制強化、受注機会の拡大の取り組みが、「中電工ブランド」を高め、当社の企業価値を向上させる事業活動になると考えています。
そのうえで当社は、獲得した利益を、単相同期化力インバータ(SSI)などの新たな技術開発や大学との共同研究、PPA事業などの新規事業への参入、人材育成、教育、生産性向上のためのDX推進などへ再投資し、企業価値の向上のための好循環を創出しています。
- インプット:当社の強み
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- 高い技術力による施工実績
- 電力の安定供給を支えてきた実績
- 中国地域の事業基盤、都市圏での事業拡大の取り組み
- 事業活動:営業、施工活動
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- 中国地域、都市圏での営業活動
- 電気、空調給排水、情報通信設備の新設工事、建物リニューアルの施工
- 電力設備の建設、保守
- ZEB、PPA 事業の積極提案
- アウトプット:成果物の引き渡し
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- 高品質な施工物件の引き渡し
- 電力の安定供給、災害時の迅速な復旧対応
- 顧客の脱炭素化支援の提供
- アウトカム:利益等の獲得
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- 中国地域、都市圏の受注機会の拡大、利益確保
- 技術、ノウハウの獲得、蓄積
- 地域社会からの信頼の獲得
ガバナンス・リスクマネジメント
知財・無形資産の投資・活用を推進するための課題を「サステナビリティ推進委員会」にて審議のうえ、活用および統括を行っています。
さらに、権利の侵害・被侵害、流出などの知財リスクが経営に及ぼす影響を最小化するため、リスクマネジメントを徹底しています。
項目 | 開示情報 |
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研究開発費用 | 2022年度:219百万円 2021年度:225百万円 |
特許登録件数 | 80件(2023年3月時点) |
得意先登録件数 | 3,800件(2023年5月時点) |
中電工協力会の会員数 | 714社(2023年3月時点) |
都市圏強化による売上高向上効果(都市圏売上高構成比) | 2018年度 15.0% → 2022年度 30.0% |
ZEBの受注件数実績 | 13件(2023年3月迄累計) |
自家消費型太陽光設備 PPA事業発電計画 |
2022 年度 15MW → 2024 年度 50MW |